[人生を沢山生きる]って、どんな意味なんでしょうか?

「人生を沢山生きる」、解ったような解らないような言い回しですが、「長生きをする事」とは少し意味合いが違います。「一生懸命に生きる」のとも少し違いますし、「豊かに生きる」のとも少し違いますので、やはり「沢山生きる」としか言えない感覚です。                           一番近い意味合いの言葉は、「欲張って生きる」かもしれません。昔から私が勝手に使って来た言い回しです。

ところで私は、「人生の要素」について、時々考えます。

<生まれてから死ぬまでが人生>だとすれば、先ず「人生の時間」が出てきます。

次に、<何処に住むか、何処に行くか、自分の動く範囲はどうなのか>と考えると、「行動範囲」があります。

 

その次は<どんな人と接して生きるか>を考えると、「人との関わり様」があります。それに関連して、周りの人と<どれ程深く関わって生きるか>で「関わりの深さ」が有ります。 

その次は<何をして生きるか>が出てきますが、それは「行動の中身」です。

そして<何を考えて生きるか>となって、「思想、信条の持ち様」があります。

それから<何を楽しみとして生きるか>がありますが、それは「生き甲斐の有り様」とも言えます。

最後に、人生には<楽しみと苦しみ>が付きものですので、「苦楽の程度」があります、でもこれは「楽」から「苦」を引き算して決めます。

結局「人生の量」とは、「これら全ての項目の掛け算」になると考えています。  けれども、各項目が持っている「重要度」は人によって異なるので、それぞれの項目にその人なりの「係数」を入れなければなりません。

「人生の量」とは「個人単独」で決まるものですから、「他人とその大小を比較しても何の意味も無い」です。

私が思っている「人生を沢山生きる」と言うのは、他人と比較してどうこうではありません。「自分自身が、なるだけ沢山生きるにはどうするか?」と言うことでして、その為に「各項目をどの様に増やして行けば良いか」を考えるのです。

「人生の量」=「人生の時間」*「行動範囲」*「人との関わり数」*「関わりの深さ」*「行動の中身」*「思想、信条の持ち様」*「生き甲斐の有り様」*、「苦楽の程度」  ~~~  これが私の「人生の量の方程式」です。

「理屈でしかない」と思う人は大勢いるでしょうが、こうして人生を分解して考えると、「自分が、沢山生きるにはどの様にすれば良いか」が見えて来ます。