春、百花が花粉を伴ってやって来ました。     美しい風景の中で、苦しい日々を送っています。

花粉にやられました。そこで、一週間書き込みを停止しました。          その間、我が家の庭でも、周辺の樹々でも、春は足踏みをしていませんでした。

私は三十数年来の花粉症です。かなり重症でした。数年前まで、この季節に屋外に出る事を極端に嫌っていました。だから春はただ苦しいだけの季節でした。 花見に行く時も厚いマスク姿でした。そこで、なるだけ息は吸わないように、出来れば、息は吐くだけにする呼吸の修行を日々行って来まして、ついに空気を吸わない呼吸法、「吐息気式呼吸法」を編み出しました。と言うのは嘘です。  が、長年の苦労が結実して、ついに花粉症を克服したと思いきや、今年は例年になく大変です。でも薬を飲めば屋外にマスク無しで出られるレベルまで改善しましたから、まずは我が家周辺の写真を載せようと、近辺を歩き回りました。

私は条件の悪い状況下で写真を撮る事が好きでして、今年の桜の写真撮影は、夕暮れ近い時間帯を選びました。  「どんよりと淀んだ空気感」、「薄い赤味の掛かった紺色の世界」、そのような雰囲気の写真を撮りたいのですが、さすがは人間の眼は優秀でして、私のカメラの眼ではどうしてもそれが写りません。      何百枚も撮っているのに満足出来る写真が出来ないのです。プロのカメラマンはそれを写すのですから、凄いと思います。