私がいつも抱く疑問、それは「ある人が美しいと感じるもの」に対して、大抵の場合、「他の人も美しいと感じる」、と言うことです。 人の好みは千差万別なのに、美しいと評判になっている人を、誰もが美しいと認める(余程の変わり者は別です)でしょうし、風光明媚な景色には誰もが感動します。不気味な物、得体の知れない物を大半の人は、「気持ち悪い」と嫌います。人って、どうして、こんな風に同様の感覚を持っているのでしょうか?「人の好みは千差万別」の筈なのですけれどもね?
写真中のラオスの風景(ファイサーイのレストラン)を、風光明媚だと感じる人は殆どいないと思います。
私はこの日本の風景を綺麗だと感じます。皆さんはどうでしょうか?
では、こちらの風景はどうでしょうか?
この景色をある人は綺麗だと感じるでしょうが、別の人は平凡だと感じるかも知れません。 この風景を平凡だと感じる人は、「ラオスには美しい風景が少ない」と思うかも知れません。
ところで、「綺麗である事」と「興味がそそられる事」は別次元の話ですから、ラオスの情景を「美しい」かどうかだけの観点ではなく、「興味が持てるかどうかの観点」から眺めて頂ければ幸いです。
この二枚の「浅瀬の風景写真」は似たような光景ですが、場所は全く異なります。似ていても違う雰囲気、そこが不思議です。
この夕焼けの風景を私は美しいと感じます。 と同時に、情景の中にエキセントリックな物悲しさも感じます。
とは言うものの、ヨーロッパの風景にはやはり惹かれるものがありますね。